CHAPEL

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。」

2023.10.23

チャペル便り第8号〈10月19日〉

「わたしたちは見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。
見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」

   コリントの信徒への手紙Ⅱ4章18節

 過ぐる10月12日(木)に、中学3年生の学内修養会を行いました。講師には、横浜山手にあります聖坂支援学校から春日孝行先生をお迎えしました。テーマは「共に生きるために」と題し、主題聖句は、冒頭に掲げたものです。春日先生は、講演の中でこう語られました。「障がいはその人の一部であってすべてではない」と。この言葉が、多くの生徒の心に残ったようです。時として、人は、見かけだけでその人を判断してしまうことがあります。変わった人だ、困った人だ、かわいそうだと。けれど、先生は、その人の存在の尊さを知ってほしい。いっしょに活動して、いっしょに笑って、いっしょに泣いて、いっしょに祈っている時、わたしたちは「同じ時を」「同じものを見て」「いっしょに生きている。」と教えられるのです。それは、障がいがあろうが、なかろうが、みんな神さまの前で等しく同じように生かされていることを知らされるのです。