チャペル便り第10号〈2月13日〉
「自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こうではありませんか、信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながら。」
ヘブライ人への手紙12章1後半-2a節
上の聖句は、日本語の文章として少し読みづらかったと思います。最初の文章に対して後続の文章が説明を加えています。最初からそのまま読みますと、自分に定められている競争を忍耐強く走り抜こう。忍耐強くとあることから短距離ではなくどうもマラソンみたいです。それを長い人生に置き換えて、わたしたちの人生は、あらゆることが競争であり、それを忍耐強く走り抜こうと読む人がいました。わたしたちの人生は、競争であり忍耐強く勝ち続けなければならないと。ところが、その競争において信仰の創始者また完成者であるイエスを見つめながらというのです。イエスさまを見失ってしまったらわたしたちの人生は、確かに競争の人生になる。でも、イエスさまを見つめ続けると人生の捉え方が変わってきます。信仰の創始者また完成者というのは、イエスさまを信じる生き方の初めから終わりまで、イエスさまは、一緒にいてくださるということです。イエスさまという助け手によって、走り出します。色々な苦難、壁にぶつかります。その時に、イエスさまは助けてくださいます。また、走り出せるようにしてくださるのです。イエスさまを知るときに、切磋琢磨する人生も見えてくるのです。