チャペル便り第3号〈9月30日〉
「青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。苦しみの日々が来ないうちに。『年を重ねることに喜びはない。』という年齢にならないうちに。」
コヘレトの言葉12章1節
秋というには、まだまだ暑かった9月18日水曜日中高の体育祭が、新設された横浜BUNTAIにて行われました。開会礼拝において、冒頭の聖書箇所が生徒によって選ばれ読まれました。生徒の口から発せられた「青春の日々にこそ」という言葉、それはとても新鮮で、そして、かけがえのない日々を生きているのだということを強く実感させられるような響きでした。聖書は、この言葉の後に、創造主に心を留めよと言われています。ある哲学者がこういう言葉を残しています。「神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである。」と。この世界が、どのようなあり方をしているかということは、さほど神秘ではなく解明されることもある。けれども、「世界がある」ということ、その存在そのものが、神秘だというのです。青学英和の生徒たちは、このしびれるほどの根源的な問いを聖書から与えられ、世界のために何ができるのかを考え取り組もうとしています。