クリスマスおめでとうございます
2021.12.20
「彼らが王の言葉を聞いて出かけると,東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」 マタイによる福音書2章9節~11節
今年も各校、クリスマス礼拝をもって冬休みに入ります。コロナの影響はまだまだ大きいですが、共にクリスマスを祝うことができる恵みに心から感謝します。
イエス様がお生まれになった時、その知らせを聞いて、遠い東の国から3人の学者たちがユダヤの地まで旅してきました。自分の国の王様でもないのに、どうしてそんな遠くから、3人は砂漠を旅してやって来たのでしょうか。
学者たちは天文学者で、毎日夜空に輝く星の動きを観察していました。明日は晴れる、明後日は雨が降る、と天気の予想を人々に伝えました。また今年は干ばつで作物が取れないとか、豊作になるとか、そんな大切な情報も知らせました。 でも学者たちが伝えても、王様がどうするかはわかりません。飢饉がくると聞いて人々に十分な食べ物がいきわたるように工夫する王もいますが、自分だけ困らないように作物を独占する王もいました。博士たちは、どんな王がいればみんなが幸せに暮らせるのかと考えました。困っている人を助け、頑張っている人を支える王。自分のことではなくて、みんなの幸せを一番に考えてくれる王。そんな王様がいたら会いに行きたいと、博士たちはずっと願ってきたのです。
ある時、空を見上げていたら、まことの王が生まれたことを知らせる星を見つけました。その王は、みんなを救うためなら自分が犠牲になっても構わないくらい人々を愛する王だと言うのです。なんて嬉しい知らせでしょう。その王に会いに行くために、学者たちは、黄金、没薬、乳香の宝物を持って、旅立ちました。
その宝物は、学者たちの仕事に使う大切な品物でした。やがて馬小屋のイエスに出会い、喜んでひれ伏し宝物をささげました。
イエス様誕生の知らせは、遠い外国に暮らす学者たちにも届きました。この知らせは、2000年の時を経て、現代の私たちにも届けられています。すべての人を救う救い主イエス・キリストの誕生を心からお祝いいたしましょう。
※写真は、クリスマスの礼拝堂です。
2022年のチャペル便りは1月11日から開始します。