受けるよりは与える方が幸いである

2022.01.11

「あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すようにと、わたしはいつも身をもって示してきました。」     使徒言行録20章34~35節

 2022年という新しい年がスタートしました。まだコロナの影響は続きそうですが、新しい年に神さまが与えて下さる希望を信じて、歩んでいきたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 私たちの社会は「ギブ アンド テイク」とよく言われます。人に与えた分は、同じくらい返してもらいたい、と思う人は多いのではないでしょうか。でもコロナ禍の中で、少し変化したところがあるように私は感じています。
 世界的なパンデミックの中で、自分だけでなく、周りの人のことも考えなくては生活できなくなりました。田舎に帰りたいけど、家族に感染を広げないように帰省をずっと我慢していた、という人も多いのではないでしょうか。、医療従事者の方々は、自分も感染の危険がある中で患者の治療を担い続けています。表面に現れないところでも、多くの人が誰かのことを心配し、過ごしてきました。それは不自由なことでしたが、改めて相手を大切に思うことや、またそれが自分の幸せにも繋がることを考えさせられたように思うのです。
 今日の聖書には「受けるよりは与える方が幸いである」とあります。この言葉は使徒パウロが、親しかったエフェソの教会の人々に、お別れの言葉として語った言葉です。パウロは「主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』と言われた言葉を思い出すように」とエフェソの人々に語りました。イエスは、病気の人に寄り添い、孤独な人の友となり、最後には自分の命を捨てて、人々の罪を贖ってくださいました。その深い愛に満ちた生涯を覚えて、私たちも与えることができる者となるように、とパウロは伝えたのです。
 「受けるよりも、与える方が幸いである。」難しいことですが、心にとめて生活していきたいです。
※写真は、1月7日(金)早朝の礼拝堂です。