ぶどう棚

2022.07.04

ホームページ チャペル便り 2022年度 第7号〈7月4日〉

「今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか。」
          マタイによる福音書6章30節

 小学校正門から礼拝堂に向かう小道があります。そこにはさまざまな草木が植えられています。その中にぶどう棚があり、今、たくさんのぶどうの実をつけています。食べられる感じではありませんが、ぶどうの実の渋い黄緑色が、同じ色の葉と合わさって綺麗です。私はこのぶどう棚が気に入っていて、毎年実をつけるのを楽しみにしています。数年前に台風で壊れましたが、用務員の方が修理して再生しました。冬には細い棒のような枝だけが残るのですが、毎年この時期には必ず実をつけます。草木が季節を感じとる力はすごいと思いますし、育まれる神さまの恵みを感じるのです。
 イエスさまは「野の草でさえ神はこのように装ってくださる。あなたがたにはなおさらのことではないか」と言われました。草木が神さまの恵みを受けて、季節ごとに花を咲かせ、実を結ぶように、神さまはそれ以上の恵みを私たちに与えて下さる、と言われるのです。
 梅雨明けが宣言され、暑い毎日が続きますが、季節の恵みに感謝して過ごしたいと思います。