「シオン祭」

2022.11.07

チャペル便り 2022年度 第13号

 「いかに幸いなことでしょう。あなたによって勇気を出し、心に広い道を見ている人は。嘆きの谷を通るときも、そこを泉とするでしょう。雨も降り、祝福で覆ってくれるでしょう。彼らはいよいよ力を増して進み、ついにシオンで神にまみえるでしょう。」     詩編84編6-8節

 11月2日、3日とシオン祭(文化祭)が行われました。今年もまだコロナウイルスの感染予防から本来の規模ではありませんし、各校それぞれの方法での開催となりました。
 中高は、2日間午後から夕方まで行われました。人数制限はありましたが、3年ぶりに保護者や卒業生の方々にも来校いただき、生徒たちの活動を見ていただくことができました。生徒たちも生き生きと楽しんでいる様子が感じられ、無事開催できたことを心から感謝しました。
 「シオンの丘」は、聖書に由来する言葉です。もとはエルサレム南東の丘をさす言葉でしたが、「神の住まい」「神のおられる場所」と言うような意味を持つようになりました。この「シオンの丘」に、学院が立つ「蒔田の丘」をなぞらえて、文化祭の名称を「シオン祭」としたのは1969年のことでした。それ以来、シオン祭として文化祭を行っています。
 神さまがいつも学院の歩みを見守り、蒔田の丘に集う生徒たちの成長を支えて下さるようにと願います。
※写真は正門に飾られたシオン祭のアーチと礼拝堂です。