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【キャリア塾】国境なき医師団「世界といのちの教室」

2025.02.17 在校生の方へ

7日(金)中学2年生のキャリア塾で、国境なき医師団、臨床心理士の福島正樹先生からお話を伺いました。国境なき医師団は、民間で非営利の医療・人道援助団体で、紛争や自然災害、貧困などにより危機に直面する人たちに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助を届けています。福島先生は、パレスチナ自治区、スーダン、シェラレオネで紛争の影響を受ける人の心のケアに携わったり、日本では能登半島地震でも活動されていたそうです。

今回は「世界といのちの教室」と題し、国境なき医師団の活動についてや世界で起きている命の危機や医療援助の必要性などについてお話を聞きました。また、グループごとにディスカッションも行いました。国境なき医師団の医師になったと仮定し、人道援助の現場で直面する命の選択について話し合い、発表をおこないました。お互いの意見を尊重しつつ、「もしも自分だったらどんな選択をするか」を一人一人真剣に考える貴重な機会を持つことができました。

生徒の声

「国境なき医師団として、実際に経験したお話を聞くことができて、思っている以上につらい思いをされていると感じました。その上で、福島先生の仕事をする理由に感動しました。」

「命の選択を迫られ、1人しか助けられない状況になった時の判断はこんなに難しいのかと実感しました。」

「命の選択を迫られたときに、2択のどちらかではなく、何とか2人を平等に診てあげられないかと悩み、代案を考えるなど、ディスカッションを通して、”判断性”や”柔軟性”も仕事をする上では大切な能力なのではないかと感じました。」

「自分では考えがつかないような他の人の意見が聞けたので、とても貴重なディスカッションでした。」