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第3回科学セミナー「化学・生命科学科での学び」

2025.01.31 在校生の方へ

1月17日(金)青山学院大学理工学部 化学・生命科学科の長谷川美貴教授をお迎えし、第3回科学セミナーを開催しました。現在高校3年生で4月から理工学部物理科学科へ進学する生徒に、セミナーの様子をレポートしてもらいます。

「今回の科学セミナーではレアアースについてお話ししていただきました。私は最初にレアアースと聞いて、すごく貴重なものであって普段はお目にかかれないものなんだろうなと思っていましたが、長谷川教授の説明を聞いてその使い道を知り、私たちの日常がいかにレアアースに支えられているかを認識しました。例えば、お金。教授が世界中のお札を持ってきてくださり、ブルーライトを当てることにより発光することを実演してくださいました。この発光は偽札防止のためレアアースが含まれているためだそうです。また各国によって柄が違っていたのがとても面白かったです。

そして、私が今回の公演で一番印象に残っているものは、理工学部の”理工”と呼ばれる由来についてです。長谷川教授いわく、”理工”とは明らかになった仕組みを基に新しい技術や新しい概念を生み出すという意味を持ち、理学と工学の融合なのだそうです。これは、これから自分が進む分野の意義を再認識させ、また理系分野における大事な心持ちを教えていただいたような気がします。大学とは自分の知識をより豊かにする場所である、社会と自分をつなぎ私自身を成長させてくれるものなんだと学ぶことができました。」

理工学部の学びは、自然界の森羅万象を解き明かす学問であり、得た知識は自身を助けると共に、人に優しい社会を作ることに繋がるので、100年後の社会を支える主役になってほしい!と学問の土台作りをしている中高生にエールを送って下さいました。

講演終了後も長谷川教授に質問や相談したい生徒が集まり、第2部が開催されたような状態に。生徒の疑問にも「核心的な質問が出てきましたね!」と丁寧に応えて下さいました。