リモートで理科実験

2022.02.09

中学2年生理科の授業では、ヒトの意識的な反応と、無意識的な反応はどういった点が違うのか?という授業を行いました。本来教室でやる実験を、オンラインでいくつか挑戦してみました。

 

[実験1 相手の手が挙がるのを見てから、手を挙げるのに何秒かかる?]

  出席番号1番の人が合図と共に手を挙げる。次に2番、3番、4番…と繰り返し、最後の人

  が手を挙げるまでの秒数を計測する。これを1人当たりにすると何秒か算出する。クラス

  ごとに違いがあるのか比較する。

[結果]

  大失敗!電波が悪い人がいると上手くいかないようです。教室で実施したクラスもあるの    

  ですが、その場合、どのクラスも大体1人当たりの秒数は0.2~0.3秒程度になりました。

 

[実験2 定規をつかむのにヒトは何秒かかる?]

 定規の一番上を左手で持ち、右手を0㎝の位置に添える。定規を自分で落とし、落ちたの

 を目で認識した瞬間に掴む。これを3回行う。つかむまでに何秒かかるか全員が記録し、

 何秒位になるかを比較する。

[結果]

 大成功!教室で行ったクラスは「落とす人」「つかむ人」で行い、オンラインは1人で

 行ったため、結果に違いが出そうでしたがほぼ全員0.12秒~0.18秒程度に収まりました。

 

このようにオンラインでも工夫すれば実験が出来ることが検証でき、有意義な時間となりました。この他に、膝蓋腱反射の実験なども行いました。

(文:理科教諭)