中学1年総合学習 手話講演

2023.11.29

11月24日(金)1年生の総合学習では横浜市聴覚障害者協会より講師の小田先生と手話通訳者の齋藤先生をお招きし、聴覚障害についてのお話を伺いました。

生徒の作文より

「ろう者の人は耳が聞こえる人の言葉を覚えるために努力をしているのに、逆に聞こえる側は手話を覚えようとしないのか、覚える機会が与えられないのか。また、ろう者の人が聞こえる人に一歩下がって「申し訳ない」「迷惑がかかる」と感じてしまう状況を、お互い当たり前だと思うのも不思議だと思う。人は皆平等に生まれてきているので、ろう者の人はたまたま耳が不自由なだけであり、人は皆、その足りないものを補い合うのが当たり前でなければいけないと思います。」

「今回の講演で一番驚いたことは、パラリンピックの選手の中に耳が聞こえない人はおらず、デフリンピックという別の大会があるということです。デフリンピックを知っている人がパラリンピックの10分の1しかいないという状況を知り、2年後の東京デフリンピックをきっかけに、日本の中にも関心が高まればいいなと思いました。」

「自分が思っていたよりも、耳が聞こえない人でもできる仕事があることを知りました。医者や看護師など、最近になってできるようになった仕事もあり、耳が聞こえない人の補助道具などができていることも知りました。今はコミュニケーションが必要となる仕事が増えているからこそ、将来自分が仕事をするようになった時に聴覚障がい者に会ったらサポートしてあげられるようになりたいです。」

「耳が聞こえないと、目などの感性が研ぎ澄まされ、活かせるものがあり、耳の聞こえない人がいても可哀想だと思うのは少し違うと感じました。私たちは手話ができないからという理由で眺めるのではなく、口を動かしたりジェスチャーで伝えたりとコミュニケーションをとる世の中を作っていきたいです。他に文字を書いて伝えたり、マスクを外して口の動きを分かりやすくしたりと工夫ができます。お互い協力し、サポートしあうことで、皆が幸せで豊かな生活を送れるようにしていきたい。」