響き合う
2025年、新しい年を迎えました。明けまして、おめでとうございます。
保護者の皆さんは、この年を、どのような1年にしたい、とお考えでしょうか?きっと各々が、大きな、または手に届くような目標をもっていらっしゃることでしょう。
私も新しい年を迎え、「響き合う」という月目標を改めて考え、目指していきたいと思うことがありました。
横浜英和幼稚園では、子どもたちが自由に遊ぶなかでの気づきを大切にしています。それはもちろん、大人が押し付ける視点ではない、子ども自身の気付きが、その子や周りの友だちを、成長させるからです。
自分から気付いたことを友だちに伝える時、懸命に言葉を尽くし、時には身振り手振りも加えて、必死にコミュニケーションをとろうとするでしょう。それが伝える力を育みます。
一方、相手は、自分とは違う視点で話す友だちの気持ちを、話しの内容を理解しようと、懸命になります。それが相手の気持ちを慮る力になり、理解しようとする力を育むことになります。
その中では、時にぶつかり合うことも、もちろん出てきます。そんな時にも、互いに意見を出し合い、自分とは違う視点を理解しようと歩み寄り、認めながら、互いが大切な人としての関係を深めていく、これがキリスト教保育です。
1,2月の聖書個所は、
「あなたがたは、それぞれの賜物を授かっているのです」
(ペトロの手紙 1 4章8節)
「みんなちがって みんないい」「あなたは あなたのままでいい」と違いを受け入れ、認め合い、失敗を許し合い、大きく成長してほしいと願います。そして改めて、キリスト教保育をおこなう横浜英和幼稚園は、違いを認め合い、失敗を許し合える保育を目指していきたい、と考えた新年になりました。
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
園長 岡田 直美