感謝しつつ
園庭には心地よい風が吹き、湿度も気温も快適。遊びやすい季節がやってきました!
ふと園庭を見回すと、いつの間にか、ひまわりは枯れ、オシロイバナでの色水遊びが盛んになっています。どんぐりの木の下では、「先生はどんぐり銀行って知ってる?」と、年長組が一所懸命にどんぐり拾いをしている姿からも、季節の移り変わりを感じます。
先日、園庭で年少組がハナミズキの実を拾っていました。赤い小さな実に心を奪われたようで「きれい!かわいい!お母さんにも見せてあげたい!」と何個も何個も拾っては、満面の笑みをつくっています。この子のお母さんは、今までもきっと、子どもが持って帰った幼稚園からのお土産を、笑顔で受け取ってくださっていたのだろうな、と想像し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
同じ時、年長組もハナミズキの実を拾っていました。年長組は、地面をジーっと見つめて、一番赤くなっている実を取り、他の花と合わせて葉っぱで包み、ブーケをつくっていました。これもお土産にするそうです。
園庭で、園児たちの心温まる様子を見ていて、改めて、「自然」は、子どもたちの感性を刺激するなぁ、と感じましたし、3年間の遊びの積み重ねを見て、この年長児は、この園庭の自然で遊ぶことで、工夫することを学んでいるのだなぁとも感じました。
お母さんたち。心地の良い季節がやってきています。洗濯も掃除も、出来れば食事の準備もやっておかなくちゃ!と、忙しく気忙しい毎日のなかで、洗濯物を干す手を少しだけ止めて、空を見上げてみてください。アスファルトの多い横浜でも、きれいな空が見え、心が癒される瞬間があるのではないでしょうか。
ところで私は、満月が大好きです。満月の日には、仕事終わりに教員たちと一緒に空を見上げ「お~~!!!」と、感嘆の声をあげて感動し、癒されています。(ちなみに11月16日が満月のようで、楽しみです!)
というように、自然には、やはり人の心を癒す力がありますよね!!
忙しく気忙しい毎日をおくっていると、忘れてしまいがちになりますが、神さまは、こういうすばらしいものを、私たちにくださっているのです。
遊びやすいこの季節に改めて、子どもたちと一緒に、神さまがくださっている自然を存分に感じ、楽しみ、そして感謝してほしいと思うのです。人間の心をも癒す、素晴らしい自然をくださっている神さまに、親子で感謝のお祈りをささげてみてはいかがでしょうか。そして神さまからいただいた自然を大切にする心や方法も、幼いうちから育み、学んでほしいと願っています。
最後に・・。食欲の秋!おいしい秋の恵みにも感謝して、収穫感謝の礼拝をご一緒にささげましょう。
園長 岡田 直美