【9月の生活】

2013.09.18

伝えあう喜び

 今年の夏は、全国各地で酷暑となりました。夏の疲れから、夏バテはしていませんか?暑く長い夏休みが終わり、幼稚園に子ども達の元気な声が戻ってきてくれたことを、とても嬉しく思います。同時に私達スタッフは、ご家族の方々と、また子ども達の話ができることも、楽しみで、嬉しいのです。2学期もたくさん、子ども達のことを話し合って進んでいければ感謝です!今月のテーマのように、保護者の方々と私達も、伝え合い、喜び合いましょう!!

さて、始業礼拝で、久しぶりに子ども達を見ると、真黒になっている子も、背が伸びた子も、歯が抜けた子も・・・。みんなみんな大きくなったなぁと、しみじみと思いました。

 それは身長が伸びたということだけでなく、夏の間にそれぞれの子どもが経験をしたことで、心が豊かになり、心がひとまわり大きくなったからでしょう。ご家庭が大切にしてきた夏休みの毎日が、経験が、子ども達を今まで以上に大きくさせてくれていると思います。

その経験をどんな表現方法で友達に伝えるのか、私達に教えてくれるのか、と思いを巡らし、子ども達と共に過ごす2学期の園生活が、楽しみでなりません。

 子どもが懸命に相手に伝えようと、言葉だけでなく体で、視線で、表情で、話の間で表現をしてくれるだろう話を、全身を耳にして、その子どもの話に心を寄せて聞ける大人でありたいと思います。そこから笑いが生まれたり、温かい空気が生まれたり、驚いたり、感心したりを繰り返して、心を寄せ合い、共感し合える嬉しさや、喜びを、子ども達と共に感じていきたいと願っています。

 ここで、私がジ~ンときた、年少さんのほのぼのエピソードをひとつ・・。

 始業礼拝翌日、泣いて登園した子を私が抱いていると・・。くまさんのお人形と、車のおもちゃを持って、お友達が来てくれました。「この子、これ好きだったから・・。」と・・。40日以上も会っていなかったお友達の好きだったおもちゃを覚えていてくれたのです。この時、私だけでなく、泣いていた子も周りにいた子もきっと、あたたかな空気を感じたと思います。子ども達って、本当にすばらしい力をもっていますよね!

 まだまだ厳しい残暑が続く9月。大人も子どもも、体調に気をつけて、毎日を過ごしていきたいと思います。子ども達の体調管理を、宜しくお願いします!

 主任  岡田 直美