マカスリン大会議室のオルガンについて

2022.05.09

 マカスリン大会議室に年代物の西川のオルガンが設置されました。これは1937年から1946年まで成美学園初等部の主事及び、成美学園女学部講師(美術)として勤務された三橋兄弟治(みつはしいとじ)画伯のお嬢さまから学院へ寄贈されたものです。(成美学園は1939年から1995年までの本校の校名)
 このオルガンは山手から蒔田に持ってこられたものと推測されます。もともと学校の所有物だったようですが、戦時中に安全の為に保管を依頼されたものか、または先生に寄贈されたものか不明のようです。いずれにせよ、この度、学院に設置するのが、オルガンにとっても、三橋画伯にとっても一番良い選択ではないかと思い、5月6日に学院に届けられました。
 マカスリン大会議室の窓には、日本で最古の一つ、横浜最古と言われているステンドグラス2枚が設置され、ステンドグラスと西川のオルガンが素晴らしいハーモニーを醸し出しております。また廊下には、画伯の作品6点が展示されております。
 尚、今年創立142年を迎える学院は、西川のオルガン4台を所有し、パイプオルガンも1965年製と1993年製と2台所有し、毎日の礼拝を豊かにしております。