後1か月足らず
2017.03.03
上 戸 秀 夫
2016年度も後1月足らずとなりました。長いようで短く感じられる1年。どの
ような思い出を作ることができたでしょうか。学校では,インフルエンザの流行も終息に向かい,やっと落ち着きがみられるようになりました。でも,まだ油断はできません。寒暖の差の激しいときですから,体調の管理には十分気を付けてください。
この1年,熊本・鳥取の地震,台風や大雨による水害,自然の巨大な破壊力とその恐怖,人知では計り知れない自然の営み。被害にあわれた方々の苦しみはいかほどでしょう。世界の平和の喜ばしさ,若人の持つ力の素晴らしさを全世界に知らしめるリオ・オリンピック,その真逆の,人間の内に持つ醜さを露呈する相模原での出来事等々,さまざまなことがあった1年でした。その中にあっても子どもたちは,清い心を育みつつ楽しく有意義な学校生活を送ることができました。感謝です。
不安げに学校生活を始めた1年生も,今では校庭で上級生のお兄さんお姉さんと楽しく遊び,ここが自分たちの生活の場だといわんばかりに校内を縦横無尽に駆け回っています。1年生に限らずどの学年の子どもたちも,素晴らしい成長の跡を見せてくれています。子どもたちの成長が日々感じられ,豊かな可能性を内に秘めているなと思います。一人一人が自分らしい花を咲かすことができるよう,その子に合った支援・援助をしなければいけないことを思わされます。
6年生の皆さんは,あと半月足らずで小学校を卒業。自立と自己実現の世界へ踏み出していきます。小学校時代のように,痒いところに手が届くような指導が終わって,一人の少年少女としての指導が行われることになります。そこにおいては,自分が問われ,自分で決断し,自分で実行していかなくてはいけません。責任はすべて自分にあるのです。気持ちを切り替えて,夢と希望を持って新しい世界に飛び出してください。神さまの豊かな恵みのもと,素晴らしい歩みをされますよう期待しています。
5年生以下の皆さんも,これから迎える新しい学年に心を躍らせていることと思います。今年度を終了するに当たり,次の飛躍のためにじっくり自分を振り返りたいものです。達成できたこと,達成できなかったこと,不十分だったこと等をしっかり把握して,次の目標のために心に留めておいてください。
保護者の皆様,この1年間のご協力を感謝いたします。新しい年度もどうぞよろしくお願いいたします。