健康で楽しくやることが必要ですね
2018.02.01
上 戸 秀 夫
先週積もった雪が,この寒さでまだ日陰に残っています。寒い毎日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。巷では,インフルエンザの猛威が見られるとのことですが,校内ではその流行は,少し穏やかになってきています。それにしても,年度の終わりを迎える時,インフルエンザの流行は気が気ではありませんね。特に6年生の皆さんのためにも,早く流行が収まってほしいですね。
朝,玄関で子どもたちを迎えていますと,いろいろのことを思います。いつもの時間に登校する子の姿が見えないと,「あれ,どうしたのかな?具合が悪いのかな?」いつも元気な子が,元気のない顔をしている。「何かあったのかな?」大きな声の挨拶が返ってくるのに,挨拶もしないで玄関に入っていく。「あれ,朝お母さんに叱られたのかな?」病気で休んでいた子が登校してくると,「もう大丈夫?」足に包帯を巻いている子には,「どうしたの?どこで怪我したの?」などと,朝の短い時間の触れ合いですが,大切なひと時と感じています
百段階段をフウフウ言いながら登ってくる子どもたち。学院正門の坂を,寒い寒いといいながら登校する子どもたち。3・4㎝位の大きさの霜柱に目を輝かして,大事そうに持ってくる子どもたち。そんな姿を見ていると,「健康が一番!健康でなければ何もできない。体の健康・心の健康,その健康を養う場を提供するのは,親であり教師だな。心して取り組まなくては。」と思わされます。
また,子どもたちに,「我慢してやりなさい。がんばりなさい。続けてやりなさい。」などと,日頃言ってしまいがちです。運動・学習・読書・趣味,その他すべてのことは,「面白い,楽しい,興味・関心がわく,もっとやってみよう」などと,自分から取り組もうという気持ちを継続して持てないと,長続きがしないようです。そのために,指導する教師が楽しく取り組む見本を見せつつ,どうしたら進んで楽しく取り組めるのかを経験できる指導を工夫する必要がありますね。子どもたちが「今日1日の学びが楽しかった。」と呟いてくれるためにも。