一方的に決めつけないで,
2019.12.02
磯貝 曉成
日常生活の中で,トラブルが生じた時,どちらが正しいかと問われれば,一概には言えないこともあります。けれども,私たちは一方を聞いて一方を決めつけていることもしばしばあります。
人の気持ちも同じです。良いと思って行ったことが,相手を傷付けていることもあります。
教師も,保護者も,子どもたちのことを思ってのことが,一方的な見方から独善的な考え方になっているのに気づかないこともあります。
なぜなのか,それは互いの見方の理由を確かめることなく決めつけてしまっていることにあります。互いに話し合う機会がなく,自分の狭い見方から抜け出せなくなっているからかもしれません。
世の中では伝える手段(メディア)は驚くばかりに発達していますが,相互の会話はいつの間にか失われがちです。とても便利なラインも一方的な言葉の行き交いに終始しがちです。
向き合って話し合うことを避けてしまって,相手を攻撃ばかりしていませんか。
一方から聞いた話から,結論を短絡的に導くのではなく,どうしてそのようになったのかを話し合うことから,お互いの理解が生まれてくることは誰もが知っているはずです。
もうすぐクリスマスです。相手を思う気持ちをお互いプレゼントいたしましょう。
メリー・クリスマス。