久しぶりの登校
2020.06.01
磯貝曉成
長い休校期間,皆さんはいかがでしたか。とても頑張ってくれたと思います。
6月より,これまでの休校期間から脱出して,分散登校・短縮日程が始まります。
第1週は,長い家庭での生活から学校生活への順応をスムーズに行うためのウォーミン
グアップの週です。
第2週からクラスを2分割して午前の週と午後の週とに別れて授業が始まります。分散
登校での授業に加えて,これまでの課題学習と添削,YouTubeでの学習が続きます。
未曽有の臨時休校の長い間に,皆さん一人ひとりが,家庭で外出自粛をどのように受け止めていたかが,これから現れてきます。
出口の見定まらない現実を現実として受け止め,自分にできることは何かを考え出して一歩前に歩きだした皆さんのいることを知ってほしいと思います。
看護師のお母さんのために,小さなマスクを作ってあげた幼稚園の女の子。
手作りのフェイスシールドを幾つか作って,清掃員の方に渡した6年生の男子児童。
お母さんが会社勤務の日,お父さんは在宅勤務でした。お父さんが自宅でリモート会議をしている間,小さな弟たちのお世話をしていた3年生の男子児童。
みんな自分の出来ることを一生懸命にがんばって助け合っていた緊急事態宣言の日々でした。よく頑張っていますよ。そのように培われた,「自らの生活は自らが創り出すという生きる力」をこれからも家庭と学校が一つになって育んでいきたいと強く願っています。
学習の学びには,青山学院横浜英和小学校・中学校・高等学校,そして青山学院大学との連携による長い教育スパンがその威力を発揮します。新型コロナウイルス感染対策の中での厳しい状況に,まさしく長い教育スパンが整えられていたことは重要です。
学校生活が始まりますが,まず,焦らない,焦らない。ゆっくりが第一ですよ。ゆっくりが大切な生活リズムです。新入生もそうですよ。では,学校で会いましょう。
「詮方尽くれども,望みを失はず,コリント後書4:8」