後期を始めるにあたって

2022.10.03

学院長・小学校校長・幼稚園園長  磯貝 曉成

 台風や集中豪雨が頻繁に日本列島を通過した9月も過ぎ去り、日本の秋晴れが戻ってきました。

 コロナ禍はまだなお収まらず、低年齢層に感染拡大しています。学校での生活もこれまで以上に感染防止に努めています。

 

 佐藤陽明校長先生は、病気の治療に専念していただくため、お知らせのとおり前期をもってやむなく退職となりました。先生の病気回復がわたくしたちの願いです。先生も皆さんとのお別れの時を持てないままの別れに深く心を痛めておられます。回復されてお会いできる日を待ちましょう。先生は皆さんの祈りによって支えられているとのことでした。これからもお祈りをお願いいたします。

 

 さて、前期が終わり後期が始まりました。

 本日3日の始業礼拝で、「自立と祈り」について皆さんにお話ししました。

 自立とは、自分の居場所は自分で生み出そうとする生き方です。

 幼稚園の年少組の小さな子どもたちが、家庭から幼稚園という新しい場所に来た新学期の時、幼稚園の入口でお母さんと離れがたく、家に帰りたいとしがみ付いている子どもが何人かいます。皆の中にすぐに溶け込んで入れる子どももいますが、一人ひとり自分のリズムで、自分の居場所を探しながら、時に年中さんや年長さん、またクラスの子どもたちに支えられながら、自分の居場所作りに努めているのでした。

 

 小学生の子どもたちの中にも、友だち関係の中で、時に自分の居場所を見失うこともあります。大人だって勤務先や家庭で同じことが起こります。それほどに自分の安心できるところを見出すことは難しいことでもあるのです。そのような人との関係を経験しながら自分の気持ちや相手の気持ちのありようを考えさせられながら、人は成長していくのではないでしょうか。

 その時に大切なことは、その時その場だけで、結論を急がないことです。祈り待つことは大切です。昔の人は時間が解決の糸口をもたらしてくれると語ります。わたくしたちは神さまがきっとその人に一番良い時に新しい道を示してくださることを信じています。祈りが自立を助けます。

 

 気に入りの聖書の言葉と讃美歌を送ります。

 「わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰らず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない。(コリントⅡ4:8-9)」

 子ども讃美歌129「どんなときでも」

 新しい気持ちで、ご一緒に後期を始めましょう。