1月「信じて待つこと」

2023.01.10

磯貝 曉成

 謹賀新年

 新しい年を迎え、子どもたちは4月の新学期の頃に比べると、格段に成長してきています。学校生活をとおして、子どもたちは時にケンカもしながら自分の言いたいことや、やりたいことを我慢したり、共に協力して何かを作り上げることを学んできているのです。

 昨年12月に小学校3年生がクリスマスページェントを行いました。準備に入って間もなく、欠席者が出てクラス閉鎖となり、十分な練習ができなかったのですが、それぞれが自分の役割を演じながら学年が一つとなって行うクリスマスの喜びを一人ひとり感じたようです。保護者の皆さまも日頃見る子どもたちとは違う真剣な姿を感慨深く見られたのではないでしょうか。

 教える人がおり、教えられる人がいるのではなく、子どもたちは互いに響き合いながら教え、教えられながら育っていたのです。同じ年の子どもたちが同じように育って行くのではなく、実際は、それぞれの子どもたちは、自分の育ちに応じて育っているのです。

 日頃の家庭での親と子との関係だけから子どもの成長に一喜一憂するのではなく、多くの子どもたちの中で過ごす我が子の姿を見ることによって、家庭での子育てに、待つことの大切さを思われたのではないでしょうか。

 待つことはとても難しいです。相手を信頼する心がなくては待つことは成り立たないからです。少し何か気になることがあると、相手を信じられなくなるとしたら寂しいことです。

 今年は、周りのさまざまな声に振り回されるのではなく、少しゆったりと相手を信じて待つことを大切に一年を過ごしてみましょう。