横浜英和学院スクールモットー
「心を清め 人に仕えよ」

(マタイ福音書5:8、20:26-27)

磯貝

園長メッセージ

「心を清め」とは、自分の興味関心だけに固執しないで、相手の考えに謙虚に耳を傾けられる素直な心になることです。
また「人に仕えよ」とは、自分のことだけを考えないで、一歩進んで困っている友だちや弱い立場の人たち、少数者、ハンディキャップを負う人たちの気持ちとなり、その人たちを支えられるようになることです。
人は本来的には一人で生きていかなければなりませんが、隣り人との関わりなくしては生きていくことはできないことを知った時、人は自分が生かされていることを心から感じるのではないでしょうか。このことを横浜英和の生活の中で培っていきたいと願っています。
このスクールモットーに導かれて、幼稚園では3つの教育目標を定めて、その具体化を図っています。

1.ありのままが受け入れてもらえる安心感
2.どうしてだろうと考える力
3.共感できる仲間

社会と人のために自らを鍛え、確かな学力と豊かな情操を身に付け、知性豊かな人になるように園児・保護者・教職員ともども互いに切磋琢磨いたします。その原動力となるのが、園児一人ひとりの心に宿る未知への探求心と感動する気持ちだと考えます。

学院長メッセージ

「途方に暮れても失望せず」

(コリントⅡ4:8)

横浜英和の生活を送っていく中で、どうしていいのか分からなくなって失望し、孤立してしまうことがあると思います。もちろん誰しもが育っていく中で経験していくことかもしれませんが、その者にとっては、誰も自分のことを守ってくれない、助けてくれない、自分はたった一人だと思い込んでしまうことがあります。
その時、自分の周りの厳しい現実の様子だけで自分のすべてを見切ってしまわないでください。もう駄目だと思ってしまったとしても、この聖書の言葉を思い出してください。
現実は現実としてきちんと受け止め、しかもなお、その現実の先を信じて生きる希望を持っていただきたいと、横浜英和学院は祈っています。

沿革

横浜英和幼稚園が属している横浜英和学院は、1880年山手の外国人居留地に横浜英和女学校(ブリテン女学校)として創立されました。学院創立当時は幼稚園という形態はありませんでしたが、創立時から3歳の子供たちを募集し、受け入れ、教育していました。

1908年には、移転した本牧の地で英和女学校付属早苗幼稚園として、そして、1924年には、蒔田の地で幼稚園がスタートしました。当時は小学校、女学校と同じ敷地内にありましたが、1968年、隣の丘の中腹に現幼稚園舎が竣工されました。創立から現在に至るまで、幼児教育の重要性を知り、支えてきた創立者と先達の思いが継承され、キリスト教保育が行われています。

沿革